コミッションサービスを通しでイラストを依頼する際、「参考資料」としてURLや画像を提出することを求められることはありませんか?
はじめたての人であればあるほど、「どうして参考資料が必要なんだろう?」と思われるのではないかと思います。
参考資料はなぜ求められるのかについて説明します。
また、(悪用防止のため有料とさせていただきますが)猫戸すずが実際に依頼をする際に使用している方法についても解説させていただきます。
※猫戸すずが実際にやっている方法に関しては有料です。それ以外の部分は無料でお読みいただけます。
そもそも「参考資料」とは?
クリスタ公式サイト内連載にわかりやすい例があるので、URLを紹介させていただきます。こちらを見ながら説明をお読みください。
※そもそも「クリスタ」って何?という人向けの補足情報:クリスタとはイラストレーターさんがよく制作に使用している有料ソフトウェア「CLIP STUDIO PAINT」のことです。
こちらは企業さんがクライアントの場合の進め方の説明解説記事となります。企業さんの場合は「アートディレクター」という職種の方がいらっしゃいまして、その職種の仕事紹介、という形です。
こちらの記事に登場している「指示書」というものがあります。コミッションサービスにおけるテンプレートはこの「指示書」を素人でも書きやすくしたものです。
こちらのサイトに掲載されている「指示書」の画像ですが、モザイクにされていない部分はテンプレートと同じです。キャラの性別だったり設定だったりが書かれています。
問題はそれ以外。モザイクにされている部分がありませんか?
このモザイクにされている部分には、参考として画像が引用されています。
イラストレーターさんがよくテンプレートなどに設定している「参考資料」「参考URL」はモザイク部分の画像の場所を提供してほしい、という意味です。
イラスト、特にキャラクターデザインから依頼を行う場合によく提出します。すでにキャラクターがある場合であっても、「衣装デザイン」として衣装だけデザインしてもらうことがあります。この場合でも必要になることが多いです。
どうして必要なのか?
参考資料は「服装」について提出を求められることが多いです。
その理由はひとことで「それ」とテンプレートで指定したとしても細かい種類がたくさんあってどれを描けばいいのかわからないといったことが起きるからです。
例えば、誰もが一度は着たことがある・見たことがあるであろう「制服」。
ひとことで「制服を着ています」とだけ書けば伝わるのかというと、それは間違いです。制服とひとことで言っても
- ブレザー
- 学生服・セーラー
- ワンピース
といったように、さまざまな種類があります。さらに、細かい部分では以下のような違いもあります。
- 胸元(リボン、ネクタイ)
- ボトムスの形(スカート、ズボン)
- スカートの場合、ソックスなのかタイツなのか?
- 靴(ローファー、スニーカー、稀にサンダル)
といったように、制服とひとことで言っても種類があるのです。
イラストレーターさんはただ「制服」と言われても「どの制服を描けばいいのかわからない」ため、「こんな感じのブレザー描いてください」みたいな画像資料をイメージ共有のためにつけておく必要があります。
イラストレーターさんが参考資料の提出を求めてくる場合、たいていはこのパターンに陥っているためです。
ここで指定をしないでイラストレーターさんがブレザーの制服のラフを提出したとします。ラフチェックの際に「実はセーラーがよかった」なんて言われると全部描き直し、時間と労力が無駄になりますよね。
最初に参考資料としてイメージに近いものを提出しておくと、スムーズにやり取りが進みます。参考資料を提出しないとイラストレーターさんが同じジャンルだけど違う形のものを描いてしまうことがあります。(実際、描かれたことがあります。)
参考資料はきちんとイメージ通りの形を描いてもらうために必要なのです。
このnoteの有料部分について
このnoteの有料部分は「じゃあ実際どんなものを参考として指定することがあるんだよ」「参考資料ってどうやって探してるんだよ」というお話です。
今回は「キャラの服装」にフィーチャーし、服装の参考資料の探し方を紹介させていただきます。
実際に猫戸すずがコミッションサービスを通して依頼する際に使用している方法で、イラストレーターさんからこの方法で提示されることも多いです。
思った通りのイラストを描いてくれない!リテイクが無駄に増える!みたいな場合は是非参考資料をつけてみてください。
無料部分はここまでです
以上で無料部分は終了となります。
有料部分では「実際に参考資料を探すやり方」「参考資料としてよく使うサイト」を紹介させていただいております。