前回、コミッションサービスにおける「AIイラスト」の話をさせていただきました。
今回はその続編です。「AIイラスト」で一番気を付けなければいけないのは個人でゲームを制作している人です!
今回はBoothでよく見るAIイラストについて説明させていただきます。
AIイラストの得意分野
AIイラストには得意分野があります。
ズバリ、「人の描写がないもの」です。
アイテムアイコン、背景イラスト、説明用の図形(お店のイラストとか)などなど。
特に個人製作ゲームで必要になる素材です。個人製作ゲームを作っている人は大量にイラスト素材が必要になることも多く引っ掛かりやすいので要注意。VTuberなど背景素材が必要になる人なども気を付けましょう!
「AIです」と書いている人は良心的です。そうでないにも関わらず当たり前のようにAIイラストをいかにも手書きしたかのように販売している人がたくさんいるんです。
AIイラストが一番多いところ
AIイラストの商品出品が一番多いのは「Booth」です。
Boothの利用規約において、AIは部分的な使用は認められています。ただし、「AI生成コンテンツ」として定義されたものは出品できません。
制作過程のすべてもしくはその主要な部分にAI(これに類する技術を含みます。)を使用して生成したコンテンツまたは当該コンテンツに軽微な加工・修正を施したコンテンツ。
「AI生成コンテンツ」とは何ですか?
利用規約で禁止されているにも関わらず、AIイラストの背景イラストの出品は後を絶ちません!
![猫戸すず](https://nekodosuzu.com/images/nekodo1.png)
AI産のキャラ立ち絵の出品も見かけますが、圧倒的に多いのはやはり「得意分野」です。
AIイラストの背景をうっかり買ってしまったパターン、本当によく見かけます。ゲームが販売できなくなるケースに発展することもありますので、本当に気を付けてください。
絵柄がわからなくてもできる簡単な見分け方
まず、「Booth」はPixivのサービスの一種なので、Pixivアカウントと紐付けられています。これを利用します。
BoothからPixivアカウントにアクセスできるようになっているため、アカウントの番号を確認します。
「9000万番台」など「最近のもの、特にAIイラスト出現後のアカウント」は黄色信号。イラストの場合はPixivを使っているケースも多いため、過去投稿イラストも確認します。
これだけでだいぶ防げます。「昔は手書きだったけどAIイラストに移行した」人は除外できないのがネックですが。
まとめ
個人製作ゲームを作っている人はAIイラストを買ってしまわないように要注意!
PCゲーム販売大手のSteamでは「AIイラストをどこに使用したのか」を明記することを求められています。「AIイラストかどうか」はとても大事なんです!
「AIイラストかそうでないか」を確認しづらいもの、疑わしいものは買わない・使わないを徹底しましょう。