猫戸すず的・おすすめイラストレーターの選び方をご紹介いたします。
当てはまっていればいるほどオススメです。
【前提】これは関係ありません
SNS総フォロワー数は関係ありません。過去に猫戸すずとやり取りをしたことがある人で、リピートをした人は全員3桁の人です。
きちんと仕事をしている絵師はSNSにはあまり力を入れられませんので(SNSをやっている暇があるなら仕事をしています)、総じて投稿が少ない=必然的にフォロワーが少ないことが多いです。
ただし、あなたの活動を宣伝してもらう場合はフォロワー数も少しは考慮したほうがいいです。この場合はイラストレーターそのものにファンがついているかを確認すること。(特に二次創作を盛んにやっている人の場合は作品のファンがファンアート目当てでフォローしていることがあるため、注意。)
Pixivの会員番号はAI絵師に引っかかる可能性を低くするために登録している場合は見た方がいいです。
ここは必ず見ます!
猫戸すずが必ず見るポイントがいくつかありますので、ご紹介させていただきます。
- 同人誌の出版歴
- 一次創作の作品があるかどうか
- 三面図がサンプルとして掲載されているかどうか
- コミッションの利用規約を守っているか
- 三大地雷クリエイター検知器に該当していないか
クリエイターさんが自分で同人誌を出したことがあるかは必ず確認しています。ベストはオリジナル作品の漫画を本にしていること・コミティアにサークル参加したことがあることですが、二次創作でも一応見ます。
一次創作の作品の有無も必ず確認しています。特に商品情報1枚目に二次創作のイラストがのっている人の商品ページはあけすらしません。過去の依頼絵の方はケースバイケースですが、依頼絵「だけ」はNGです。自分で生み出したオリジナルキャラを描いている人の優先度が最も高いです。
猫戸すずは滅多にやらないですが、二次創作を頼む場合はその作品のファンの人、という条件で探します。銭ゲバのエアプが作った愛のない同人は見ていて悲しくなるので、その作品を知らない人には頼みません。(いわゆる175ってやつですね。)
一番イラストレーターの実力がわかるのはオリジナルのキャラクターのデザインができるかどうかです。なので、三面図がサンプルとしてのっているかどうかは必ず確認します。三面図をのせている人の方がイラストレーターとしての実力も上であるケースが多いです。
コミッションの利用規約はココナラの場合であれば「SNSアカウントを書かない(SNSアカウントと書いていなくてもそれっぽいものはNG)、SNSアカウントがわかるSAMPLE透けを使用していない」「外部URLをはっていない」などです。外部からココナラへのリンクは大丈夫なのでそこは見てませんが、ココナラから外部は禁止なのでルール違反がないかは確認をします。
三大地雷クリエイター検知器はこのサイトでたびたび言っている「キャラクターデザイン費設定・複雑作画料金・クリエイター手数料負担」の3つです。やっている人はろくでもないケースがほとんどなので、最初から(一部の例外を除いて)検討外にします。9割くらいの確率で銭ゲバです。
経験を積んでいるイラストレーターがオススメ
経験を積んでいる人は地雷率が低めです。
もちろん新人さんでもすごくいい仕事をする人はいます。
![猫戸すず](https://nekodosuzu.com/images/nekodo26.png)
猫戸すずのイラストを作成いただいた方は歴が浅めでしたがとてもいい方でした。
ただ、新人さんはトラブル率がすごく高いんです。たいていお金が無駄になりますので、青田買い・新人発掘とかでない限りは最初から経験を積んでいる人に頼むことをおすすめします。ということで猫戸すずが基準にしている数字を紹介。
PBWをやっている
PBW(プレイバイウェブ)をやっている人、もしくはやっていたことがある人は有償依頼に慣れていますので、オススメです。
PBWは依頼者さんのプレイヤーキャラを描く仕事ですので、必然的にキャラクターデザインから担当する案件を受注することが多いです。
特にラノベのイラストレーターとして活躍している人あたりだと売れっ子であっても昔トミーウォーカーのイラストマスターやってた!みたいな人がそこそこいます。一昔前のもののように聞こえますが、イラストの仕事の経験を積む場という側面があり、今もまだそういった側面があります。
(特にトミーウォーカーのものが有名ですが、PBWのイラストレーターは基本的に試験がありますので、最低限のクオリティは確保されています。数をこなしている人はそれだけ経験を積んでいますので、オススメです。)
キャラデザから担当してもらう場合、PBWに登録すらしていない人はちょっと考え直したほうがいいかも。一度頼んでみればわかりますが、PBWのイラストレーターとして活動していてそこそこ受注したことがある人はキャラデザが上手です。
全サービス合計で総納品件数1000件以上
あくまでも個人依頼の数を見てください。500、できれば4桁はほしいところ。
「企業からの依頼経験もあります!」とか言って売り込む人がたまにいますが、コミッションと企業では進め方が大きく異なりますのであまりアテになりません。企業中心にやっていて名前が売れているイラストレーターの場合、企業の監修がしっかりしていてなんとか作品が完成している側面があります。
(名前は出しませんが、企業からだけイラストを引き受けていてそこそこ名前が売れている人でもあんまり絵がうまくないな?という方は実際にいらっしゃいます。)
![猫戸すず](https://nekodosuzu.com/images/nekodo1.png)
依頼者さんによって作品のクオリティが全然違う!なんてのは珍しくはありません。
あくまで「アナタと気が合うかどうか」です。
作風は欲しいものを描ける人として探した方がいいです。時には依頼内容をイラストレーターが描けるものに合わせることも大事。
しっかり経験を積んでいるかどうかを見てください。
イラスト制作歴10年以上
ココナラでは経歴としてイラスト制作ソフトの使用歴が確認できますが、10年以上をひとつの目安にしてください。できれば有償依頼受注歴10年以上が理想。
お金に困っていそうな人は選ばないことをおすすめします。
コミッション歴5年以上
コミッションは最近始まった考え方ですので、最近登録しました!という人は結構多いです。ただ、それでも少し前からやっている人、特に2019年以前からやっている人がオススメです。
コロナ禍による巣ごもり需要や副業・フリーランスブームに乗っかって最近始めた人は要注意。お金に困っているのかぼったくり価格設定・手抜き被害(サンプルと同じクオリティを確保できていなかったり、塗り忘れなど明らかなケアレスミスがある状態で完成品です!と出してくること)が多いです。
猫戸すずは手抜き被害でリテイク地獄にしたことがありますが、毎回そういうことをしているわけではありません。これまでに取引した人の中で一発OKの人ももちろんいます。
価格設定で重視すべき点は相場と合っているかどうかです。「キャラデザ込み、描写範囲肩までのアイコン(キャラデザ以外で追加料金になりそうなものは全てなしを想定)」の料金が1万円をこえていたらぼったくりだと思いましょう。(肩までで1万円とれるくらいの絵師ならコミッションを通さなくても依頼が来ますので、そもそも登録していません。)
![猫戸すず](https://nekodosuzu.com/images/nekodo13.png)
コミッションの基本料金はだいたいアイコンの最低金額が書かれていることが多いです。コミッションの検索画面で「イラスト描きます」だけで金額が5桁だったらそのコミッションは要注意。「立ち絵描きます」とか描写範囲広めのものならたいていの場合は大丈夫。
だいたい手数料のせいですが全体的にココナラはぼったくり設定の人が多い印象、そしてそういう人が依頼1件で6桁の売り上げをたたき出してプラチナになっているせいで余計にタチが悪いです。こういう人は自分の利益のことしか考えていませんので、他の人を当たってください。
実際の創作物を見るときのポイント
コミッションで頼むのはオリキャラだと思います。ですので、ここで重要になるのはオリキャラのキャラデザができるかどうかです。ということで、見るべきところは一次創作の作品の方向性やクオリティです。
「キャラデザ得意です!」とか言いながら実際にキャラデザした作品がポートフォリオに設定されていなかったら全く信用できませんよね。自分のキャラクターや作品を持っている人がオススメです。(漫画が描ける場合は漫画を出しているなんてこともあります。その場合は作品にも目を通すこと。)
特にデザイン費を取っている人に注意が必要です。
猫戸すずはキャラデザ料金の設定について「キャラクターデザインが苦手だからあまりやりたくない!」の意思表示だと思っています。
![初心者すず](https://nekodosuzu.com/images/suzu13.png)
デザインが苦手なんだったらデザインある人からだけ依頼を受ければいいのに……
![猫戸すず](https://nekodosuzu.com/images/nekodo1.png)
デザインを持っている人は権利関係がややこしくなるためデザインしてくれた人にそのまま依頼することが多いです。そのため、キャラクターデザインができない人は見向きもされないという現実があります。なので、お金を取ってでもデザインから受けていかないと仕事が来ないんです……。
デザイン費を設定している人に「本ラフ前に棒立ちのデザイン確認用のラフを出してくださいね」とお願いしたらそれだけでデザイン費の見積もりが5桁に跳ね上がったことが何回もあります。5桁に跳ね上がった原因はだいたい「もう一枚分全身料金いただきますね」です。こういう人はデザインが苦手な可能性が高いので避けた方が無難。
![猫戸すず](https://nekodosuzu.com/images/nekodo1.png)
キャラデザは三面図と設定画の料金設定をしている人(=ある程度デザインを描ける人)にお願いするのがオススメ!
設定画は一枚あるだけで次からの依頼が頼みやすくなります。あとから絶対にいきてきますので、キャラデザから頼むのであれば是非検討してください。
二次創作中心の人もすでにデザインがあるキャラを描くのは得意だけど他はちょっと、みたいなケースが多いです。二次創作を頼まないのであればポートフォリオは一次創作・依頼物オンリーが理想。
……これは猫戸すずの経験則ですが、キャラクターデザイン費を設定していない人・キャラクターデザインは設定画から制作することが前提の人のほうがキャラクターデザインが上手です。キャラデザから依頼をするのであればそういう人にお願いしてください。
まとめ
猫戸すず的・おすすめイラストレーターの条件はこんな感じです。
商品情報の1枚目がオリジナルキャラの人
キャラクターデザインがしっかりできる人
コミッションサービスの利用規約を守っている人
三大地雷クリエイター検知器に該当していない人
なんでも、実際の企業でイラストレーターの採用担当をしている人も一次創作のクオリティからまず見るのだとか。二次創作だけのポートフォリオを出している人は採用に至らなかったケースが多いとか、キャラデザ設定画がある人はちょっと目をひくとか、結構書かれています。
しっかり経験を積んでいる人。デジタルイラスト制作歴10年・過去依頼1000件超え・コミッション歴5年以上でPBW経験があることが理想。
お金に困っていなさそうな人。
ポートフォリオは一次創作と過去の依頼物のみで二次創作イラストが存在しない。
自分のキャラや作品を持っている人で、二次創作をやっていない人。
今後も何回か同じデザインで依頼をしそうな案件のキャラクターデザインを頼む場合は以下の条件で依頼しています。
三面図または設定画の商品を出品している人。(オプションとして設定があるのではなく「商品として」出品していることが重要です。)
PBWに登録している人、または過去のデザイン設定画を実績として公開している人。
こんなところです。依頼先を探すときは参考にしてみてください。