「イラストレーター」にイラストを依頼して、完成品を見たら素人が見てもわかるレベルの「手抜き」だった!
場合によってはAIイラスト以上に悲惨かもしれません。
そんな「手抜きイラスト納品事例」について、これまでの遭遇例を紹介させていただきます。
![猫戸すず](https://nekodosuzu.com/images/nekodo13.png)
SNSとか見ていても「手抜き納品された!」って声本当に多いんです!
イラストチェックは念入りに行ってください。
そもそも手抜きの定義とは
ここでの「手抜き」の定義は
「素人が見ても明らかにクオリティがおかしい」
「同じ人が描いたのはわかるがサンプルと比較しても明らかに下手」
「やっつけ仕事でやりましたというのが伝わる」
「クライアントがイラストを見ていて悲しくなってくる」
だいたいこのレベルです。
これまでに遭遇した事例
例によりフェイク込みですが、猫戸すずが過去に複数回遭遇した「手抜き」事例を紹介させていただきます。
塗り残し、下絵など余計な線の消し忘れ。
デッサン狂い。明らかにパーツ間のバランスやパースがおかしい。
右手と左手が逆になっていて、明らかに不自然。
リボンの構造がおかしい。一枚の布では明らかに不可能な形になっている。
参考資料として提示したものがそのまま使用されている。
完成品です!と出されたときに「なんだこれ?」と思ったら手抜きのサイン!
例えば顔のバランスがおかしい!と思ったら「顔 イラスト 描き方」などで検索。リボンだったら「リボン 結び方」。どれくらいのバランスだと美人に見えるとか、イラストの描き方を紹介しているサイトが出てくるので、そのサイトの情報を見ながらイラストをチェックしていきます。
![猫戸すず](https://nekodosuzu.com/images/nekodo1.png)
猫戸すずはクライアント専門ですが、それでも「イラストの描き方の本」を何冊か持っています。
使用用途はイラストチェックのためですが、依頼時の配色指定をするときにも使用しています。
ほかにも参考資料として添付した作品がある場合、「似たような構造が入っている別のイラスト」や「同じ作者がデザインした別のキャラクター」と見比べるのも効果的。
猫戸すずが実際にやった話
猫戸すずが実際にやった「手抜きイラスト」に対する行動も紹介させていただきます。
そもそもイラストを使用しない
イラストレーターをSNSで紹介しない(「コミッション依頼品」とだけ伝える)
全額キャンセルを要求する
全く同じ内容で別の人に依頼をやり直す
これ全部過去にやったことがあります。
当然、「次はない」です。そのイラストレーターには一切リピートしていませんし、リピート予定だった依頼は全部購入前キャンセルにしています。
特に版権が参考資料のときは注意!
とてもわかりやすいイラストがあるので紹介させていただきます。
ニコニコ大百科の「同人ゴロ」の記事ですが、この記事のトップに出ている絵(耳とかリボンとかついてるやつ)です。
特にキャラクターデザインから担当した場合、こんな感じのデザインが出来上がってくることがあるんです。
![猫戸すず](https://nekodosuzu.com/images/nekodo13.png)
残念ながら、猫戸すずが過去に依頼したものの中にもあります。明らかに参考資料としてつけたものの要素を組み合わせただけで「オリキャラです!」みたいなこと言ってて、イラスト自体はニコニコ大百科の同人ゴロのイラストみたいな状態になってるやつ……。
参考資料として提示したものが版権の場合、「パクリイラスト」になってしまう可能性もあります。イラストレーターが手抜きをした結果問題のある作品ができてしまっているケースも往々にしてあるので、「少しでも納得いかなければ」報復を考えたほうがいいです。
まとめ
手抜きイラストを納品されたら全額キャンセルを要求してもいいと猫戸すずは思います。不良品を押し付けられているような状態だからです。
買った商品が不良品だったら「交換または返金」してもらいますよね。それと同じです。
手抜きイラストを使い続けていると使っているアナタが悲しくなります。手抜きとわかったらすぐに手を打ちましょう!