イラストを上げている人の中にはイラストレーターとして活躍してみたい!という方がいらっしゃると思います。
「Vtuberのママになりたい!」「有名絵師になりたい!」
など、さまざまなきっかけがあるかと思います。
何をして売っていこう?その売り方の一例をご紹介します。
イラストを仕事にしたい!どうすればいい?
イラストが描ける方でイラストを仕事にしたい!という方は多いと思います。
すぐに手軽に始められる方法は大きく二つに分けることができます。「キャラ販売」と「コミッション」です。
売り方その1:キャラ販売
あなたがイチからデザインをしたオリジナルのキャラクターの「全身立ち絵」を制作し、完成品として販売することです。
「著作権をあなたが保有し、汎用モデルとして販売する」などといったケースがこちらに該当します。
![猫戸すず](https://nekodosuzu.com/images/nekodo0.png)
Booth、Nizimaなどではこの方法が主流です。
一枚のイラストを既製品としてたくさんの人に売る形をとる場合は一体あたりの価格は安め。
著作権譲渡が前提となり一点モノの商品として販売する「SKIMAのキャラ販売」の場合であっても、コミッションでオーダーメイドの立ち絵を引き受ける場合と比較するとかなり安くなります。
全身立ち絵イラスト1枚あたりの値段(※大まかな目安です)
Booth汎用モデル販売:300円
SKIMAキャラ販売:8000円~1万円
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特にSKIMAのキャラ販売の場合は「著作権譲渡が前提=あなた専用の一点モノ」になるため、「表情差分が追加でほしい!」などといった形で追加依頼が来ることもあります。
そこから仕事につながっていくなんてケースも。
こちらは「気楽に始められる」のが利点です。ただその一方で、「売れなければお金にならない」「(SKIMAのキャラ販売の場合は特に)売れ残りが目立つ」といったリスクも。
イラストの実力一本勝負となりますので、既に実力がある人にもオススメです。
売り方その2:コミッション
おそらく「イラストレーター」と聞いて多くの人が想像するのがこれ。お客さん(「クライアント」と呼びます。)から「こんな感じのイラストを描いてほしい」と依頼を受けてイラストを提供していきます。
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VTuberのママになりたい方は必然的にこちらを中心に活動することになります。
クライアントのニーズをヒアリングした上で制作に取り掛かるため全作品が一点モノのオーダーメイド。クライアントが活動者(VTuberなど)の場合は「この人のデザインを担当しました!」といった感じであなた自身のアピールにつながることもあります。
デザインを担当したVTuberなどが有名になった場合は「あなたに描いてほしい!」といった形で依頼が殺到することも……。
価格帯設定はイラストレーター主導で決めることができるため、値段の幅はかなり広いです。多くの方が出品されている価格を一例としてご紹介します。
全身立ち絵イラスト1枚あたりの値段(※大まかな目安です)
商用利用費を含まない場合:8000円~20000円
商用利用費を含む場合:15000円~40000円
コミッションの場合は人によって金額の差が激しいですが、多くの方が出品されている価格帯がこのあたりとなります。
※イラストを使ってグッズ化するなどといった場合は「商用利用」となり、商用利用費として追加料金を取っているケースが多いため「取っている場合とそうでない場合」に分けて値段を記載しました。
キャラ販売と異なり「著作権譲渡」は必須ではないパターンが多いですが、クライアントのニーズを引き出す必要があるため「打ち合わせややり取りが必須でそちらの方に時間がとられてしまう」というデメリットも。
少々特殊例ですが、キャラデザが苦手だけどすでにデザインがあるイラストを描くのがとても得意な人で「キャラデザがあるもののみ」のコミッションだけを引き受けてかなりの金額を稼いでいる方もいらっしゃいます。
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すでにデザインがあるものの新規イラスト、需要がなさそうに見えて結構あるんです。VTuber関係に絞っても「クリスマスプリント企画用」、「チャンネル登録者数○万人記念絵」、「歌ってみたのサムネイル」などなど。
そういった仕事のみを引き受けてかなりの金額を稼いでいる人も実際にいらっしゃいます。
イチからキャラクターを生み出す「キャラデザ」の仕事が苦手な人はこちらから始めてみてもいいかも?
決まった形式のイラストを自由に作成して売り上げを出すキャラ販売に対してやや自由度があるのが特徴です。
売り方その3:プレイバイウェブ
「プレイバイウェブ(PBW)」のイラストレーターとして活動していく方法もあります。
そもそもプレイバイウェブって何?初めて聞いたんだけど?という人もいらっしゃるかと思いますので、軽く解説。
超ざっくりまとめると文章で世界を作っていくタイプのブラウザゲームです。オリキャラのイラストをサービス内で受注・販売することができる仕組みになっており、そのイラストレーターとして登録して活動します。
プレイバイウェブのサービスタイトルの例を紹介します。大きく分けてトミーウォーカー系とそれ以外に分けられます。
トミーウォーカー系:「チェインパラドクス(TW7)」「第六猟兵(TW6)」「ケルベロスブレイド(TW5)」
その他:クリエイティブRPG(三千界のアバター)、PandoraPartyProject
トミーウォーカー系はイラストレーター登録に審査があることで有名。運営会社であるトミーウォーカーの審査に合格しないと登録できない・仕事を受注できない仕組みです。
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公式サイトで現在行っている審査の指定課題が閲覧できますので、気になる人は一度公式ページを見てみてください。
性別不問で決められたジョブ・特徴のキャラを指示書通りに描く形式です。
サービスごとに指定された形式で描くコミッションという感じです。受注する対象が「各プレイバイウェブの世界観にあったクライアントのオリジナルキャラクター」ですので、必然的に「キャラデザ力」が必要になります。
「ファンタジー系が得意な人」「キャラデザ力がある人」は挑戦してみるのもアリではないかと思います。
まとめ
現在主流となっている「キャラ販売」「コミッション」「プレイバイウェブ」の三つの売り方についての説明をさせていただきました。どの方法にもメリットとデメリットがあります。
自分に合ったイラストの稼ぎ方をすることで、フォロワーゼロからでも「稼げる」イラストレーターになることも可能です。
自分に向いているのはどちらかをよく考えた上で始めましょう。