コミッションで活動しているクリエイターだと嫌でもぶち当たる問題です。
特に問題になりやすいのは作業時間が長いイラストレーター。
「信用できない！」を理由にわがままし放題の人たちがいます。
今回はそんな人のお話です。
【前提】イラストレーターの仕事の取り方
まず、この問題の説明にあたって知っておかなければならないこと。それはイラストレーターはどうやって仕事が来るか？です。
誰に依頼するかを決める決め手はズバリ「実績」です。「VTuber一人デザインしました！」とか、そういったやつです。
仕事をしたことがあることを示すことで、「この人は信用できそうだな」と依頼を検討してくれます。
実績がない人は「ゲーム会社で働いてました！」など経歴をアピールする人も多いです。
どれだけマイナーな会社や作品であったとしてもその会社のファンだった人が依頼してくれたりとかします。
イラストレーターコラボ商品企画とか、コンテストに応募して実績を積んでいる人もいます。
そんなわけで、「イラストレーター」は「実績になる仕事」を積んでいくのが大切なんです。
自分のことしか考えない人たち
クリエイター、特にイラストレーターに多い気がしますが、自分勝手な人が多すぎるんです。
先述の事情から「実績にならない仕事は次がないからタダ働き」と考える人もいます。
その一例として。直取引は企業さんのみ受け付けます！としている人はとても多いです。企業相手の仕事は実績になるし、請求書支払いであっても企業は信用できるから。
問題なのは個人相手にやり取りをするためのサービスであるコミッションに登録しておきながら「信用できないから個人はお断り！」みたいなことを言ってくる人です。嘘みたいな話ですが一定数いるんです。
自分はシステム利用手数料を払いたくない。だから手数料はクライアントに負担させる。
でも直取引は住所教えられる人だけね！自分は住所教えないけど。
そんな依頼する側のことを考えていない自分勝手なクリエイターが多すぎるんです。
今後そういう人たちのことを「わがままクリエイター」と呼ぶことにします。
でも正直なところ……
でも正直なところ、「クライアント」も「クリエイター」を信用できないんです。
すぐに返信していたのに、クリエイターの自分勝手な都合で納期を破られたことは何十回とあります。
スムーズに進んだはずなのに著作権的に問題があるものが提出されたとか、AIイラスト納品されたとか（これはAIイラストの是非とは関係ありません、利用規約で禁止されてるからダメってだけです）、ぼったくりされたとか。
お金を払っていたのにクリエイターが失踪したなんてこともあります。
本当の意味でスムーズにやり取りが進んだ取引は片手で数えられる程度です。
何回リピートしてくれた人であっても、（あまりにもいい加減な人が多いという実情から）クリエイターはクライアントから信用されていません。
わがままクリエイターの末路
イラストレーターの場合は特に！「自分も信用されていない」ということを忘れている人は多いです。
ではそういう人はどうなったか？
ズバリ、「わがままクリエイター」ほどコミッションでは全然仕事が来ていません。
「自分も信用されてない」ということをちゃんと意識しているクリエイターはリピーターも多いです。企業相手に取引をしていなくてもコミッションだけで食べていけるほど仕事が来ます。
※過去記事より。リピーターとはどういう人たちなのか？について解説しています。
わがままクリエイターに遭遇したら？
どれだけイラストの画風や一次創作の作風が好みであっても、「わがままクリエイター」だと判明したら即検討リストから外してください。
もし気づかずに見積もりを頼んでしまった場合でも、そういう人だとわかり次第キャンセルしてください。
そういう人に限ってコミッションサービスでは販売実績がなくランクも下の方、つまり（コミッションサービス的には）「取引実績がない信用できない人」だったりします。なんたる皮肉。
まとめ
そもそも企業はコミッションを使いませんから（請求書払いが基本のため）、企業相手とだけ取引をするならコミッションに登録しなくてもいいはずです。
そこまでしてでも手数料をケチりたいなら、コミッションを退会してリピーターさんとの取引もスパッとやめて、企業とだけやり取りをすればいいはずです。そうしているクリエイターさんはたくさんいます。
（リピーターの依頼だけ受け続けるのは不公平なので、実績として公開してしまうとバッシングされる危険性があります。そのため必然的にリピーターの個人依頼は非公開案件となります。「企業とだけ相手する！」と決めたらその時点でリピーターも全員切るくらいの覚悟が必要です。）
個人相手と取引をするつもりがないならコミッションに登録をしないでください。
