「ココナラ通信」として「直近の違反内容」が公開されています。
今月（2024年1月）の第一位は「ココナラ利用規約違反」でした。
過去のバックナンバーを見ればおわかりの通り「ココナラ利用規約違反」よりも件数が多いのは「景品表示法違反」ですが、「ココナラ利用規約違反」も毎月多いです。
今回は「景品表示法違反」に続き「ココナラ利用規約違反」について解説していきます。
※「景品表示法違反」についてはこちらをどうぞ。
公式のお知らせでは……
「ココナラ通信」で当社の利用規約違反の一例として、以下があげられています。
・直接会う内容の提供・依頼をする行為
「ココナラ通信1月号」より
・カテゴリの最低サービス価格を下回る価格で提供・依頼をする行為
・サービスと適合しないカテゴリに出品する行為
・同一のサービスを複数出品する行為
・無料で役務提供を行う行為もしくはそれを依頼する行為
・成果報酬や月額払い等の独自の支払を促すサービスの提供・依頼
「最低サービス価格」はSKIMAなどで活動していたクリエイターが引っかかりやすいです。SKIMAでは最低価格が均一のため、ロゴデザインがココナラのロゴデザイン部門の最低価格以下で出されているケースも多数見受けられます。
SKIMAなど他サイトでは安めに受けている人は、「商用利用など一部オプションをデフォルトにして基本料金を引き上げる」など何かしらの対策をしたほうがよさげ。
ココナラ公式の説明ではボンヤリしていてわかりにくいため、出品禁止商品について説明していきます。
出品禁止商品、具体的にはこんなところ
ココナラで禁止されている出品はこんなところです。
カメラマンなど、会わなければサービス提供できないものを出品
AIイラストを使用した出品
コピペ占い師
宿題代行
結構見かける「カメラマン」の出品は実はNGです。これについては具体例がヘルプに記載されています。
［NG例］
会うことを前提としているサービス ー ココナラヘルプ
・「あなたの代わりに家事を代行します」
・「マッチングアプリ用のプロフィール写真を撮影します」
・「七五三や運動会などお子様の写真を可愛く撮ります」
・「車の部品取り付けを承ります」
出品禁止関係で特に気を付けなければならないのが「知的財産権、著作権等を侵害するサービス」。特に違反者が多い部分を引用しました。
商用利用が禁止されている素材を利用したサービス
商用利用が禁止されている素材はご利用できません。商用利用が許可されている素材において、不適切な方法で取得したなど盗用と疑われる使用もこちらに該当します。無料で公開されているweb上の情報を、公開元の承諾を得ずに他者に提供するサービス
情報の無断転記や権利者であると偽り他者に情報を提供する行為は禁止しています。他者の出品サービスをコピーして利用する行為（他の会員の写真や文章の無断使用）
他のユーザーが記載している文章や写真を無断で自身のサービスページやプロフィールに使用する行為は禁止しています。AIによるイラスト作成を行うサービス
知的財産権、著作権等を侵害するサービス ー ココナラヘルプ
AIを用いたイラスト作成のサービスは当社の判断でご出品をお控えいただいております。
AIイラストとコピペ占い師はどちらも「知的財産権、著作権等を侵害するサービス」に当たるのでNGです。というか、AIイラストは思いっきり名指しで指摘されています。
イラストレーターに依頼したイラストをAI使用するのも当然NGです。
コピペ占い師も同じページに記載の「無料で公開されているweb上の情報を、公開元の承諾を得ずに他者に提供するサービス」の「情報の無断転記」に当たるのでNG。
他、「イラストの無断使用」などプロフィールで結構やっちゃってるのをよく見るアレもNG！
このサイトでもたまに借りている「いらすとや」はVTuberのキャラクターとしての使用はNGだが利用規約に違反しない範囲であれば商用OKとのこと。
宿題代行も具体例として名指しで禁止されているものの一例です。「SPI代行で逮捕者が出た」などニュースにもなっているので知っている人は知っていると思いますが。
まとめ
今出品している人であってもやっちゃってるケースは少し……いや、結構多いです。
目こぼしされているだけですので、もし該当するものがあった場合は即座に変更しておきましょう！
