デザイナーになりたい!コミッション出品したい!
今回はそんな人に知ってほしい「デザイナー」って何やってるの?どんな人に売れてるの?というお話です。
【前提】素材を組み合わせるのは誰でもできる
素材を組み合わせるだけの仕事は、誰でもやれます。
そんな仕事にお金を払う人はいません。
(最近サムネイル作れてないですが、こんな感じで簡単に作れる時代になりました。)
今はフリー素材が充実している時代。
「商用利用OKの有料素材でやったほうがマシ」と思われたら仕事がなくなります。
オリジナリティが求められるイラストと違って、デザインは特にその傾向が強いです。
企業が出しているソフトなのにフリー素材を使っていてそのクレジットが入っていたり、フリー素材サイトを知っている人が即気づくような使い方されているケースもよく見かけるようになりました。
デザイナーに依頼をするのはどんな人?
それは「商用利用しても確実に大丈夫なものが欲しい人」です。
無料素材などでは「商用利用はやめてください(商用利用OKは有料版で)」といった場合がとても多いんです。
この場合「有料版買って商用利用してるのに商用利用NGと怒られた」みたいなパターンがたびたび起こるんですね。
フォントとかだと無料版に入っていない文字を入力するとか、本当は必要ないけど有料素材を買ってその素材のための企画をやって「買ってます」アピールするとか、そういった工夫が必要になってきます。
そのへんのトラブルを回避するためにデザインを依頼している方が大多数だと思います。特にVTuberのサムネイルや配信画面系。
イラストは描けなくても大丈夫?
むしろ描けないとダメ。
背景素材をそのまま使って有料で「わたしがデザインしました!」みたいにして売ることを利用規約で明確に禁止している人が多いです。
※フォントはOKですが、利用規約はきちんと確認してください。商標登録する場合は既存フォントはNGなど制限も多いです。
![猫戸すず](https://nekodosuzu.com/images/nekodo1.png)
(晒し上げになるので紹介は控えますが)実際に背景素材の作者が禁止しているにもかかわらずデザイン販売で使用して怒られているケースは多発してます。
(特にVTuber系など二次元に関するものの場合)デザイン系の依頼は背景素材を作る仕事だと思ってください。モチーフをデザインに入れてほしいなど、ある程度イラストを描けないと仕事にならないケースが多数発生しますので、描けない人はやらないほうがいいと思います。
これが三次元だと写真をそのまま使ったりするのであまり問題が表面化しないんですがね……。二次元で背景つきのイラストが用意されているケースはあまりないため素材の用意から必要になるケースがほとんどです。
まとめ
デザイナーになっていいのは「自分でフリー素材を作れる人」「ある程度のイラストが描ける人」です。
そうでない場合はフリー素材を使った方がマシと思われるケースが大多数ですので、やらないほうがいいと思います。